個人経営でもエステなどのサロンにはホームページが必須ですが、
どういったホームページを作れば良いか分からないと頭を抱えていませんか?
今回は、実例を交えながら個人サロンのホームページ作成のポイントを
詳しく紹介するので参考にしてみてください。
ホームページはトップビューが命
個人サロンに限らず、集客効果や宣伝効果を期待して作るホームページでは
「トップビュー」が命となります。
トップビューは、ホームページにアクセスしたら最初に表示されるトップページの
最上位部分のことです。
サロンとホームページを見る人とのファーストコンタクトの場であり、
トップビューの印象でサロンに興味を持ってもらえるかどうかが決まります。
ホームページを見た人に一目で「私に合ったサロン」「私が探していたサロン」と
感じてもらえないといけません。
例えば、見る人が「行ってみたい」「こうなりたい」と思う魅力的な画像とともに
強く惹きつけるキャッチコピーをトップビューに配置するのです。
「このサロンに行けば理想の自分になれるかも」と思ってもらえるようなコンテンツを
トップビューに持ってくる必要があります。
トップビューが印象的な実例としては、東京にあるヘアサロン「Acot」さんの
ホームページが挙げられます。
(https://www.acot-hairsalon.link/)
背景に一枚の画像、その上に同じ画像を3枚にカットしたものを配置して立体感を出し、
画像をゆっくりと切り替えて動きを付けているのも印象的です。
分かりやすいリンク
トップページでサロンで受けられるサービスの概要を紹介して、
内容など詳細はリンク先のページで紹介することになります。
詳細ページへのリンクは分かりやすくトップページに配置しておきましょう。
詳細ページへのリンクがどこにあるのか分からず、目的のページへアクセスするのに
サイトマップを見ないといけないホームページを時折見かけます。
リンクが分かりにくいと「もういいや」となって離脱されて、
二度とホームページにアクセスしてもらえなくなる恐れが大いにあります。
すぐに離脱されずに何度も利用してもらうためには、目的のページに簡単に
行けるようにリンクを分かりやすくトップページに配置しておくことが重要なのです。
ヘッダーやサイドバーに各ページへのリンクを配置して、
どこからでも全てのページにアクセスできるようにしておくのも良いでしょう。
リンクを分かりやすく使いやすく整理しているのが、
エステサロン「QUALIA NA9US」さんのホームページです。
(http://www.qualia-na9us.com/index.html)
トップビューに全てのページへのリンクが配置されていますし、
どのページからでも全てのページにアクセスできるようにリンクが配置されています。
コンセプトが伝わるサロン紹介
初めてサロンを利用する人のために設置する「サロン紹介」のページに、
サロンのコンセプトを掲載します。
ただしコンセプトで「このサロンはこんなに凄いんですよ」といったアピールの仕方では、
見ている人に「上から目線」と感じられてしまいマイナス効果です。
あくまでホームページを見ている人が、
「自分にとってこんなメリットがある」と感じられるコンセプトでないといけません。
サロン主体ではなくお客様主体であることを意識したコンセプト作りが重要で、
リラクゼーションサロン「AMRTA」さんのホーンページが参考になります。
(https://amrta-roppongi.com/)
シンプルで短い文章ながら、
サロンの魅力を伝えるとともに見ている人がメリットを感じるコンセプトとなっています。
写真をふんだんに使って安心感を持ってもらう
サロンのホームページでは、
写真をふんだんに使ってサロンの雰囲気を伝えることも重要です。
特に初めて個人サロンを利用する人は、「個人サロンってどんなところかな?」
「狭かったりキレイじゃなかったらイヤだな」などと思っています。
そういった不安を持っている初めて個人サロンを利用する人に、
写真を使って安心感を持ってもらうのです。
外観やサロン内の写真はもちろんサービスを提供している時の写真も
ホームページに掲載しておくと、よりサロンの雰囲気が伝わりやすいです。
写真ではありませんが動画で上手くサロンの雰囲気を伝えているのが、
ヘアサロン「バンズ ビューティー ドリーム」さんのホームページです。
(https://bans-bd.jp/)
お客様目線でサロンに入るところから始まって、
カットやシャンプー、カラーリングなどサービス内容を動画で紹介しています。
いわゆるPVのようなものではなく、
普段のサービスを撮影したような感じでサロンの雰囲気が伝わりやすいです。
メニュー内容と料金を分かりやすく
サロンを選ぶ上で「料金」は欠かせない要素となりますから、
メニューごとに内容と料金を分かりやすく掲載しておかないといけません。
美容室のホームページで
・カット 4,000円~
・カラー 3,000円~
・パーマ 7,000円~
などといった簡単な情報だけ掲載するのでは分かりにくく不親切です。
例えばカットならシャンプーやブローは含まれるのか、毛先を揃えるだけや
前髪のカットだけもできるのかなどの内容と料金が分かるようにした方が良いでしょう。
カラーだと、ポイントカラーやフルカラー、白髪染めなどカラーリングの内容と
髪の長さによる料金の違いも掲載されていると分かりやすいです。
メニューの内容や料金を細かく掲載することで他店との違いも出せるので、
見ている人に比較検討してもらやすくなります。
メニューの内容と料金の分かりやすさで参考になるのは、
マッサージサロン「エクスパンス」さんのホームページです。
(https://expanse.jp/)
メニュー一覧に簡単な施術内容の紹介と料金が掲載されていて、
料金は通常料金と初回料金が掲載されています。
それぞれの詳細ページに行かなくてもある程度施術内容が分かるので、
自分の受けたいサービスを見つけやすいです。
また料金もメニュー一覧で確認できますから、
サービスごとの比較検討もしやすくなっています。
サロンのアクセス情報は必須
個人サロンのホームページであっても、
来店するお客様のためにサロンまでのアクセス情報の掲載は必須です。
特に初めてのお客様は「どこにサロンがあるのか」が分からないと不安で、
予約はもちろん問い合わせをするのもためらってしまいます。
住所や電話番号、メールアドレスはもちろん、最寄駅や目印となる建物から
どういうルートを通ればサロンにたどり着くのかも掲載しておく方が良いでしょう。
Googleマップなら最短ルートも検索できますし、最近はお店の場所を示した
Googleマップをホームページに貼り付けているケースが多いです。
ホームページに住所を掲載しないのは特定商取引法に触れる恐れがある
個人サロンのホームページに住所を掲載しないのは、
特定商取引法に触れる恐れがあります。
特定商取引法では事業者の住所を明確にすることが義務付けられています。
市町村まで公開して「詳しい住所は予約してから」や「近くまで来たら迎えに行きます」
といった対応では、特定商取引法違反となる恐れがあるのです。
どうしても個人サロンの住所を公開したくない場合は、
ホームページ制作会社などプロに相談してみましょう。
予約・問い合わせフォームの設置
サロンのホームページを作るなら、
予約フォームと問い合わせフォームの設置が欠かせません。
SNSやLINEの普及で電話で話す機会が減っており、
電話をかけることに対する心理的ハードルが高くなっています。
電話をかけなくても予約や問い合わせができるフォームを設置しておくことは、
集客や宣伝の効果を高めることに繋がるのです。
また24時間体制での受付が可能となりますから、「営業時間外で予約や問い合わせが
できなかった」としてお客様を逃がす心配がありません。
まとめ
個人サロンのホームページ作成のポイントを紹介しました。
実在のサロンホームページを実例として紹介していますので、
それらを参考にステキなホームページを作ってください。